女子ゴルフのニチレイレディス(千葉・袖ケ浦CC新袖 6569ヤード=パー72)は18日、第2ラウンドがあり、アマチュアで17歳の勝みなみが5バーディー、ノーボギーで通算10アンダーとし、単独首位に立った。勝は2014年のKKT杯バンテリンレディスで優勝しており、アマチュアで2勝目を挙げれば史上初となる。大会3連覇を狙う申ジエ(韓)が2打差の3位、今季2勝目を目指すイ・ボミ(韓)は3打差の4位で追う。通算イーブンパーまでの53人が決勝ラウンドに進んだ。
■サザン熱唱でリラックス
高校3年の勝みなみが、史上初のアマチュアでの2勝目の快挙に王手をかけた。ピンチ続きの後半も乗っていた。17番パー3、ピンまで5メートル半を残したパーパット。「ボギーでいいや」と打った球は、狙いよりも左へ。「ミス」と思いきや、スライスラインを描いてカップイン。口を大きく開けて喜んだ。
元世界ランキング1位の申ジエらと同組で、序盤は「緊張して手が出なかった」。そこでのまれないのが、17歳の強さだ。前半終了後の休憩中は、サザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」を熱唱して心を落ち着かせた。首位で最終日を迎えるのは自身初。「これも経験だと思って回らせてもらいます」