福岡県警が押収した拳銃と実弾。消音器(手前)もあった=北九州市の八幡西署
拳銃4丁と実弾を隠し持っていたとして、福岡県警は23日、指定暴力団工藤会系組員平田宙(ひろし)容疑者(48)=北九州市八幡西区楠橋上方1丁目=を銃刀法違反(拳銃複数所持・拳銃実包所持)などの疑いで逮捕し発表した。県警は入手ルートを調べる。
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薬物銃器対策課によると、平田容疑者は5月30日、同区御開3丁目、無職朴正太被告(52)=銃刀法違反(加重所持)罪で起訴=の自宅で、朴被告とともに拳銃4丁と実弾103発を所持した疑いがある。同課は2人の認否を明らかにしていない。拳銃と実弾は同日の家宅捜索で見つかった。自動式拳銃が3丁で、1丁は回転式拳銃という。
県警は、当時自宅にいた朴被告を現行犯逮捕。その後の捜査で平田容疑者の関与が浮上したと説明している。