報道公開されたEXPOCITYの大観覧車「レッドホース オオサカ ホイール」。座席を除いた全てがシースルーとなっており、空中散歩気分で景色を楽しめる=23日午後、大阪府吹田市、遠藤真梨撮影
大阪府吹田市にある日本一高い観覧車「レッドホース オオサカ ホイール」に実際に乗ってみた。
高さ123m足元透け透け 日本一の観覧車 大阪・吹田
乗り込むとまず驚くのが透明な床だ。骨組みや天井以外は透ける素材を使っているため、空も地面もはっきりと見える。上昇するにつれ地面が遠くなり、恐怖心がこみ上げてくる。誰かと一緒に乗ると「お願いだから動いて揺らさないように」と思うほどだ。
上がっていくと見えてくるのが万博記念公園のシンボル「太陽の塔」。地上から見ると巨大な作品も、観覧車から見下ろすと小さく感じる。南を見れば日本一高い約300メートルのビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)も視界に入ってくる。
頂上についた。夕暮れとあって、近くを通る中国自動車道の車のライトが線を引く。市街地の夜景が視界に広がる。大阪の夜はけっこうきれいだ。スマホで写真も撮った。
下がり始めると、地上がだんだんと近づいてくる。空中散歩ももう終わりだ。18分の「空の旅」は意外に短く感じた。正式な営業開始は7月1日から。カップルや親子連れらの人気スポットになりそうだ。(岩沢志気)