■萩生田光一・官房副長官
野党は今回の参院選で、なりふり構わず統一候補を擁立しました。何党なんだか、どこに所属するのか分からないし、政策が何なのか分からないけども、とにかく自民党じゃなきゃいい、とにかく安倍首相を倒すんだという、この一点だけで候補者を擁立する。これは有権者を愚弄(ぐろう)したものじゃないかと思っている。
だって、つい先日、共産党の政策委員長、1日で更迭されましたけどね。防衛予算を「人を殺す予算だ」とテレビで公言した。「訂正しろ」って言ったけど、訂正しませんでしたよ。帰って、代々木(共産党本部)に怒られたんでしょう。訂正して辞めることになったけど、しかし、本音だと思う。防衛費を人を殺す予算だと思っている政党と、そりゃ名前は変えたけど、ついこの間まで一度は政権を担ったことがある政党が同じ候補者を擁立して、とにかく自民党をやっつけようって本当に考えているかと思うと、正直ぞっとする。(秋田市での講演で)