リオ五輪の直前合宿がスタートし、調整する遠藤(手前)ら日本代表の選手たち=長島一浩撮影
リオデジャネイロ五輪に出場するサッカー日本代表が22日、直前キャンプを行うブラジル・アラカジュに入った。到着後には約1時間、ストレッチやランニングなど調整を中心に初練習を行った。
日本からかかった時間は約38時間。手倉森監督は「これだけ長い時間をかけてきて、空振りするわけにはいかない」と、改めて大会での躍進を誓った。チームは移動の航空機内で睡眠時間を調整。現地入りしてからは、昼寝はせずに夕方からの練習に臨むなど時差対策に努めた。FW興梠(浦和)は「こちらの時間を意識して、日本でも少し遅く寝たりする習慣をつけてきた。今は眠いくらいだが、徐々に慣れてくると思う」と話した。
直前キャンプの最大の目的は、高温多湿のマナウスで戦うためのコンディションづくりだ。この日の練習時は気温26度、湿度66%。「思ったより涼しい」と手倉森監督は、翌日から午後の練習開始を1時間半早めて4時にする予定だ。
海外組の南野(ザルツブルク)、浅野(アーセナル)も合流。メディカルチェックと契約を終えた浅野は、「アーセナルの人からも五輪で頑張ってこいと言われた」と、気持ちを新たにしていた。(アラカジュ=藤木健)