記者の質問に答えた後、海外メディアの求めに応じてアクレディーを見せる萩野公介=29日午後、ブラジル・リオデジャネイロ、西畑志朗撮影
リオデジャネイロの国際空港には29日も各国の選手団が次々と到着した。期待の日本勢や、日本ゆかりの選手もリオの地を踏んだ。
リオオリンピック
競泳男子日本代表の萩野公介(21)=東洋大=は、5月下旬から続けてきた欧州遠征と高地合宿を終え、選手団のブレザー姿で空港に降り立った。「やるべきことはやってきた。本番で実力を発揮するだけ」。ロンドン五輪の400メートル個人メドレー銅メダリストは、開会式翌日の8月6日にこの種目の予選と決勝を控えている。世界王者で同学年の瀬戸大也(22)=JSS毛呂山=とのワンツーフィニッシュが期待される中、「大也と競ることになると思う。そのための準備をしてきた。目標は優勝すること」と自信を見せた。
男子マラソンにカンボジア代表として出場するお笑いタレントの猫ひろし(38)=本名・滝崎邦明=も空港に姿を見せた。日本の報道陣の呼びかけには笑顔で応えたものの、得意のギャグは見せずにバスへ乗り込んだ。猫は2011年にカンボジア国籍を取り、12年ロンドン五輪の代表に選ばれた。しかし、国籍の取得から1年が経過していなかったため、国際陸上競技連盟が出場を認めなかった。(清水寿之)