来年４月から家庭向けの都市ガス事業に参入する関西電力は、ガス料金を大手の大阪ガスより安くする方針を決めた。電気とガスをセットで契約した世帯の料金を割安にして、大阪ガスに奪われた電気の顧客を奪い返すねらいがある。

ガス事業「他社との連携も」 関電・岩根社長の一問一答

岩根茂樹社長が朝日新聞のインタビューに対し、「ガス料金は当然、大阪ガスより安くする。新規参入なので安くしなければ選んでもらえない」と語った。

関電は来年４月から、大阪ガスと同じ近畿２府４県の約７２０万世帯を販売対象とする。大阪ガスの標準的な家庭のガス料金は月５２０６円（９月、３３立方メートル使う場合）で、これを下回る料金にする。具体的な料金メニューは年内にも発表する。

都市ガスは来年４月以降、ガス…