ブラジル・リオデジャネイロで3日(日本時間4日午前)に開かれた国際オリンピック委員会(IOC)の総会で、2020年東京五輪で野球・ソフトボール、空手、スポーツクライミング、スケートボード、サーフィンの5競技の18種目が追加実施されることが全会一致で承認された。野球・ソフトは08年北京五輪以来、3大会ぶりの復活で、その他の4競技は五輪初採用となる。
東京五輪、野球・ソフトなど5競技18種目の追加決定
総会にはIOC委員90人のうち85人が出席。質疑応答では、野球で米大リーグ所属選手の参加が保証されていない点を不安視する意見などが出たが、挙手による採決で反対する委員はいなかった。日本が入れたかった野球・ソフトと空手に、「若者へのアピール度が高い」とIOCがこだわったスケートボードなど新興3競技を組み合わせて一括審議としたことで、反対を抑え込んだ形となった。
IOCのトーマス・バッハ会長は「この決定はマイルストーン(記念碑)となる」と誇り、東京五輪組織委員会の森喜朗会長は「未来の五輪のあるべき姿を示し、モデルケースとなる大会にしたい」と述べた。
総会では5競技の開催候補地も…