ベネチア映画祭に初めて参加した満島ひかりさん。「席を立つ人を1、2、3……と数えて。斜め前に座っていた女の子がだんだん前かがみになっていったり、イタリア人のおじさんが『グー! わかるよ!』みたいな顔で合図してくれたり。ここで笑いが起こるんだ、というのもあって、うれしかったです」
ベネチア映画祭で「愚行録」上映、満島ひかりさんら登場
ベネチア国際映画祭
斬新な作品を集めたオリゾンティ部門で6日、石川慶監督の「愚行録」が公式上映されました。上映を終えたばかりの満島さんの言葉からは、世界の人たちを前に出演作を披露した緊張と興奮とが伝わってきました。
日本では来年2月公開予定の映画「愚行録」は、直木賞候補にもなった貫井徳郎さんの小説を原作にしたミステリー。未解決の一家殺人事件の真相に迫る週刊誌記者を妻夫木聡さん、その妹を満島さんが演じています。
映画「悪人」でも共演経験がある2人ですが、満島さんは「実生活でもお兄ちゃんだと思っているので『お兄ちゃん』って言いやすい。2人でいると急に顔が楽そうになる、と言われたこともあり、説明しないでもわかり合える。そういう関係性が映画に生きるといいな、と思いました」と語りました。
メガホンをとったのは、39歳…
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