9日午後8時ごろ、北海道羅臼町礼文町の国道335号で土砂崩れが起き、軽乗用車1台が巻き込まれた。車内から羅臼町八木浜町、会社員増川勝彦さん(61)が救助されて近くの診療所に搬送されたが、死亡が確認された。
現場は知床半島南東側の海岸線沿い。羅臼町や中標津署によると、土砂崩れは幅約40メートルにわたり、巻き込まれた軽乗用車は海に転落したという。
北海道東部はこの日、台風13号から変わった低気圧と前線の影響で大雨に見舞われ、羅臼町では9日午後11時半までの24時間降水量が184ミリと観測史上最大を記録した。