韓国大統領の諮問機関、民主平和統一諮問会議は13日、米戦術核の韓国への再配備を促す建議書を公表した。9月末に大統領府に提出した。韓国では北朝鮮の核開発への反発が強まる一方で、今月開かれる米韓の安保協議でも、「核の傘」を巡る論議に注目が集まりそうだ。
建議書は、北朝鮮の核兵器に対する抑止策の一つとして「韓国内への米戦術核の再配備、米国の先端戦略資産の常時配備などを模索することは、北だけでなく中国の対北制裁に対する圧力としても作用可能だ」とした。
また、韓国軍合同参謀本部は7日の国会質疑で、原子力潜水艦の導入について「軍事や技術、財政を総合して積極的に推進する必要がある」と答弁した。米国は韓国の核武装や米戦術核の再配備を拒む考えを示しており、原潜導入論は、核武装を求める韓国世論を鎮めるための一つの選択肢として浮上している。
一方、韓国軍の李淳鎮(イスン…