5番、バンカーショットを放つ松山英樹(左)。奥右は石川遼=時事
国内メジャー第3戦の日本オープンは14日、第2ラウンドがあり、首位で出たH・W・リュー(韓)と、15位で出た李京勲(韓)が通算2アンダーの首位で並んだ。1打差の3位に矢野東ら、2日連続パープレーの片山晋呉、昨年優勝の小平智らが通算イーブンパーの5位で追う。4年ぶり出場の松山英樹はパープレーで回り、通算1オーバーの8位。三つ伸ばした石川遼は通算2オーバーの14位まで巻き返した。谷原秀人は29位、4位で出たアマチュアの中島啓太(東京・代々木高1年)は46位に後退した。
通算8オーバーまでの66人が決勝ラウンドに進出。世界ランキング6位のアダム・スコット(豪)は通算10オーバーで予選落ちした。
■片山晋呉「優勝、2回じゃ足りない」
2度の優勝を誇る43歳の片山晋呉が、2日連続パープレーで虎視眈々(こしたんたん)と頂点をうかがっている。14番パー4でボギーをたたいた後、16番パー3で7メートルのバーディーパットを沈めるなどして失敗をすぐ取り戻した。「頭を使ってセーブすることが大事」。フェアウェーが狭い難コースに、ドライバー抜きでプレーしている。2005、08年に続く3度目の優勝を果たせば史上6人目。「2回じゃ足りない。中嶋常幸さんに『俺は4回とった』と言われたしね」