神奈川県平塚市の無認可保育所で生後4カ月の出縄望翔(いでなわりんと)ちゃんが死亡した事件で、保育所周辺の防犯カメラに、預けられる直前の望翔ちゃんが元気な様子で映っていたことが捜査関係者への取材でわかった。神奈川県警は、傷害致死容疑で逮捕された角田(つのだ)悠輔容疑者(34)が、救急車を呼ぶまでの約4時間半の間に暴行したとみて調べている。
容疑の保育士「顔色見たく連れ出す」 逮捕前の一問一答
捜査関係者によると、昨年12月6日午前0時ごろ、母親の友人が望翔ちゃんを保育所「ちびっこBOY」に預けた。この直前の様子が保育所周辺の防犯カメラに映っていたが、望翔ちゃんの様子に異変はなく、友人も健康状態に問題はなかったと話しているという。
保育士の角田容疑者は約20人の乳幼児の面倒を1人で見ていた。同日午前4時半ごろに角田容疑者が「(望翔ちゃんが)息をしていない」と119番通報。望翔ちゃんは頭の骨が折れており、午前10時ごろ脳挫滅で死亡した。
県警は、複数の医療関係者から…