今夏の参院選で街頭演説する高樹沙耶容疑者
厚生労働省関東信越厚生局麻薬取締部は25日、沖縄県石垣市の自宅で乾燥大麻を隠し持っていたとして、元俳優の高樹沙耶(本名・益戸育江)容疑者(53)と同居する男2人を大麻取締法違反(所持)容疑で現行犯逮捕し、発表した。高樹容疑者は「私のものではない」と容疑を否認。男2人も否認しているという。
同部によると、逮捕容疑は、3人が25日午前10時半ごろ、石垣市の自宅で乾燥大麻数十グラムを所持していたというもの。自宅からは、大麻を巻くための紙や吸引用のパイプも見つかった。パイプに使った形跡があることから、同部は3人が使用目的で乾燥大麻を所持していたとみて調べている。
高樹容疑者は1982年に俳優デビュー。ドラマなどで活躍した後、「持続可能な暮らし」を求め、千葉県にエコハウスを建てた。2012年には所属事務所を辞めて石垣市に移住し、宿泊施設を運営していた。
16年7月には、参院選東京選挙区に新党改革から立候補したが、落選。選挙戦では「医療大麻の研究推進」を掲げ、落選時にも「医療大麻を知って欲しかった。市民運動として続ける」と話していた。