強い疲労感や頭痛などが続く慢性疲労症候群で、不登校になっている子どもは、脳が「報酬」を感じにくくなっていることが分かったと、理化学研究所や熊本大のチームが15日、発表した。学習意欲の低下につながっている可能性があるという。
慢性疲労症候群は、治療法が確立されていない。熊本大などによる調査では、医療機関を受診した不登校の子どものうち、56%が中等度以上の慢性疲労症候群と診断され、ほかの27%もそれに近い症状だった。
チームは、12~16歳で慢性疲労症候群と診断された不登校の13人と、健康な13人のグループに分け、カードをめくって表示された0~60円をもらうゲームを8回繰り返した際の脳の活動を調べた。
合計金額が高いと、どちらのグ…