陸上自衛隊PKO派遣部隊による、国内避難民の保護区(後方)周辺での防護壁工事が続く間、小銃を手に辺りを警戒する自衛隊員=4日、ジュバ、仙波理撮影
南スーダンの首都ジュバで7月に大規模な戦闘が起きた際、自衛隊の宿営地の隣にあるビルでも、立てこもった反政府勢力と政府軍との激しい銃撃戦が2日間にわたって起きていた。
「駆けつけ警護」を閣議決定 南スーダン派遣部隊に付与
「反政府勢力はここから自動小銃や携帯型のロケット発射装置で攻撃を続けていた。空港を占拠するつもりだったのだろう」。政府軍のドミック副報道官は14日、建設中の9階建てのビルの7階に記者を案内すると、数百メートル先に見えるジュバ国際空港を指さした。
ビルと空港の間には、自衛隊の宿営地が広がっていた。ポールに日本の国旗が掲げられ、自衛隊員が車に乗り込んだり、荷物を運んだりしている姿が見える。
副報道官によると政府軍は当初…