記者会見で語る関学大の鳥内監督
アメリカンフットボールの関西学生リーグは最終節の20日、立命大と関学大の6戦全勝対決があり、優勝が決まる。今季から甲子園ボウルの西日本代表を決めるトーナメントに関西2位校も組み込まれたため、どちらが勝っても再戦の可能性が高い条件下での戦いだ。15日は2年ぶりの王座奪回を狙う関学が、兵庫県西宮市内で記者会見に臨んだ。
大一番前に立命会見 「関学倒すためだけにやってきた」
関学は昨シーズンも最終戦で立命と全勝同士でぶつかったが、27―30で敗れ、リーグ6連覇を阻まれた。新チームは立命に2度勝つことを念頭に、春から徹底的に体を鍛え上げ、試合では選手層に厚みを持たせる取り組みを続けてきた。
チームを率いて25年目の鳥内秀晃監督(57)は、立命と2度戦うのが濃厚である状況について聞かれ、「2回目なんか考えてたら、最初でやられる。2位になったらスケジュールがだいぶ不利になる。今回だけ勝負と思ってやろ、と言うてます」と話した。
昨年の敗戦を振り返り、キッキングゲームのまずさを口にした。キックオフリターンタッチダウンを奪われ、相手のパントをファンブルし、自陣深くでボールを押さえられた。「歯車が狂うとあそこまでやるんか、と。それでも、ちょっとしたことが大きくなるいうのを経験したのは大きいな」
監督の描く勝利は、関学オフェンスが20点前後とり、ディフェンスがそれ以下に抑える展開という。「第4クオーター(Q)まで接戦なら、体力的にはウチは自信ある。立命は関大戦を見てると、ディフェンスが第4Qに疲れが出てる。後半勝負でいきたい」
主将でLB(ラインバッカー)…