小平奈緒
スピードスケートのワールドカップ(W杯)第2戦が18日から長野市のエムウェーブで始まる。注目は第1戦で女子500メートルの2レースをいずれも制した小平奈緒(相沢病院)だ。地元開催の大会で「氷に足が張り付いた、スポーツカーのような走りができれば」と意気込む。
小平は平昌五輪プレシーズンの今季、練習拠点をオランダから3季ぶりに国内に戻した。オランダはソチで23個のメダルを量産した「スケート王国」。トップ選手らと一緒に練習して直線を滑る技術などを学び、一昨季はW杯総合優勝を果たした。しかし食事の違いなどから体調を崩し、力を発揮できないことも多く、昨季は11位と低迷した。
今季は体調も万全で、オランダで学んだ滑りがレースに生きている。10月の全日本距離別選手権では自身が持つ国内最高記録を3年ぶりに更新。先週のW杯シーズン開幕戦、ハルビン大会は2レースとも五輪2連覇中の李相花(イサンファ)(韓)を破る、価値ある勝利だった。
それでも小平は「勝ったのは疑…