林文子市長(右から2人目)らと面会した義家弘介文部科学副大臣(左)=横浜市役所
福島第一原発事故で福島県から横浜市に自主避難した中学1年の男子生徒(13)がいじめを受けて不登校になった問題で、義家弘介文部科学副大臣らが21日、同市を訪れ、林文子市長や市教委の岡田優子教育長らと面会した。
「菌」「賠償金あるだろ」原発避難先でいじめ 生徒手記
冒頭、義家副大臣は「今も横浜市には福島から避難生活をしている生徒、児童が150人以上在籍している。問題の克服にはどうすればいいのかを話し合いたい」と述べた。
林市長は面会後、「避難してきた子どもたちに配慮が足らなかった。改めて学校現場と話し合い、検証していく」と話した。
問題を調査した第三者委員会の報告書などによると、学校側は男子生徒と加害児童の間で金品のやりとりを把握しながら、いじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」とは判断しなかった。(大森浩司)