敗戦後、涙が止まらなくなった近大のDB加減(中央)
アメリカンフットボールの関西学生リーグは11日、神戸・王子スタジアムで1、2部の入れ替え戦があり、近大(2部Bブロック1位)は同大(1部7位)に7―37と完敗。2年ぶりの1部復帰はならなかった。
近大は攻撃陣にミスが多発し、自滅した。3度パスを奪われ、更にランプレー中にボールをこぼし、相手に抑えられること3度。先発メンバーに4年生がRB小滝直人(関西大倉)だけという若い攻撃陣とはいえ、大一番にしては少し軽く感じられるプレーもあった。
守備の最後尾で奮闘したDB加減弘晃(かげん・ひろあき、4年、清教学園)は敗戦後、泣き崩れた。第2クオーター、パスで奪われたタッチダウンを悔いた。7―17と10点差をつけられたプレーだ。「オフェンスにミスが多かったとは言っても、僕があそこで奥をしっかり守ってたら……。僕がチームの悪い流れをつくってしまったと思います」。そう言うと、また涙が出てきた。
加減は昨季までWR(ワイドレ…