板東英二さん=2016年撮影
元プロ野球中日の投手でタレントの板東英二さんがこの春、34年ぶりにCBCラジオ(名古屋市)の番組にメインパーソナリティーとして「復帰」する。
毎週日曜午後1時から2時間放送される「板東サンデー」。プロ野球の話題のほか、ベテランタレントとしての人生訓などを話す予定だ。
局によると、板東さんがCBCラジオでメインパーソナリティーを務めるのは、往年の人気番組「ばつぐんジョッキー」(1968~86年)以来で、72年から84年にかけて月曜日を担当していた。
そのころのエピソードとして有名なのが、ドラゴンズの応援歌として今も親しまれる「燃えよドラゴンズ!」に関するものだ。当時デビュー前だったシンガー・ソングライターの山本正之さんが局に送ったデモテープを流したところ反響を呼び、74年に板東さんによる歌唱でレコード化され、大ヒットした。
板東さんは「久々の名古屋のスタジオです。『ばつぐんジョッキー』を懐かしいとお思いの方々、ラジオ全盛時代を知らない方々、そこにこの爺(じい)が全力を挙げ集大成でお送りする気持ちで心躍っております。リスナーの方々のお便りを力に、どこにも負けない応援をします」と抱負を寄せている。
CBCラジオの升家(ますいえ)誠司社長は記者会見で、改編では「シニア層への訴求」を重視したと説明。板東さんはその「柱」といい、「4月で78歳になられた。とにかくお元気ですので、トークで攻めまくる」と期待を寄せた。(原知恵子)