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元米兵、首相と抱擁 「苦い思い背負い続けるのは無駄」

作者:佚名  来源:asahi.com   更新:2016-12-29 14:50:15  点击:  切换到繁體中文

 

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式典会場を訪れたエベレット・ハイランドさん=27日、ハワイ・真珠湾、宮崎園子撮影


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真珠湾・キロ埠頭(ふとう)で27日午後、日米首脳が参加した式典の演壇の横には、真珠湾攻撃を経験した3人の元米兵の席が用意された。そこに座ったハワイ在住のエベレット・ハイランドさん(93)は、歩み寄ってきた安倍首相と抱擁を交わした。式典後、「謝罪なんて求めていない。安倍首相が生まれてもいなかった時のことだ」と語った。


特集:首相、真珠湾訪問


ハイランドさんは1941年12月の真珠湾攻撃時、停泊していた戦艦ペンシルベニアの無線担当の乗組員だった。アンテナの修理中に攻撃を受けて被弾し、意識を失った。右ひざなどの骨がむき出しになるけがを負い、9カ月間入院。18歳だった。


生死の間をさまよう経験をしながら、再び部隊に復帰した。原動力は日本軍への敵対心ではなく、「ただ、生き抜こう」という思いだったという。「日本への恨みはないのか」と聞かれるたび、こう答えてきた。「アメリカも日本も、若者が仕事として戦った。それだけだ」


真珠湾攻撃を経験した元米兵の中には、日本人のことを「ジャップ」と蔑称で呼び、憎悪をあらわにする人もいたという。だがハイランドさんは「何十年も苦い思いを背負ったままなんて、時間の無駄だ」と思う。


20年以上、真珠湾攻撃の犠牲者の追悼施設「アリゾナ記念館」で、ボランティアガイドをしている。「問題解決のために戦火を交えるなんて不合理でしかない。顔を合わせて話し合うべきだ」。若い世代にそう伝えたいという。


「真珠湾と第2次大戦の退役軍…




 

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