第2クオーター、TDパスを投げる富士通のQBキャメロン③=金居達朗撮影
(3日、ライスボウル 富士通30―13関学大)
富士通が2年ぶりの日本一、関学大を下す ライスボウル
歓喜に沸く富士通の選手たちが、三塁側スタンド付近で胴上げを始めた。最後はMVPコールとともに、QBキャメロンが呼び込まれる。「ノー!」と遠慮したものの、仲間に担ぎ上げられ宙を舞うと、満面の笑みを浮かべた。
関学大とは2年ぶりの対戦。前回は故障で出場できなかったキャメロンを存分に生かそうと、パスを中心に攻めた。
際立ったのが前半だ。6点リードの第1Q、残り約2分。エンドゾーン右奥に、キャメロンが針の穴に通すような正確な30ヤードパスをWR中村に投げ、タッチダウン(TD)を決める。第2Q残り約3分には、51ヤードの超ロングパスでTD。「うちにはいいレシーバーがいる。1対1ならチャンスがあると思った」。前半だけで20点を奪い、試合を決定づけた。
今やXリーグ最強といわれる攻…