福岡県飯塚市の斉藤守史市長(中央奥)は市長室前に集まった市民から抗議を受けた=4日午前10時9分、飯塚市、垣花昌弘撮影
市長と副市長による賭けマージャンが昨年末に発覚した福岡県飯塚市。4日の仕事始め式で斉藤守史(もりちか)市長は「昨年は私と(田中秀哲〈ひであき〉)副市長が大変なご迷惑とご心配をおかけしたが、気持ちを入れ替え、これまで以上に市政発展のために傾注していく。不退転の決意で市民の皆様の期待に応えられるよう、皆さんと奮闘したい」と訓示した。
一方、市役所前では市民約70人が抗議に訪れた。辞職などを求める文書を直接市長に渡そうと市長室前に詰めかけ、仕事始め式の開始が10分ほど遅れた。市長室から斉藤市長が現れると、それぞれが作成してきた文書を手渡し、「辞めろ」「説明責任を果たしてください」と怒号も飛んだ。
式後の定例記者会見で斉藤市長は「お金を賭けること自体が、1円たりとも法を犯すことになる」と話した。