第1ラウンドで7位につけた松山英樹=AFP時事
米男子ゴルフのSBSトーナメント・オブ・チャンピオンズは5日、ハワイ州カパルアのプランテーション・コース(パー73)で第1ラウンドが行われ、松山英樹は4バーディー、ノーボギーで回り、4アンダーの69で7位につけた。メジャー初制覇を狙う今年最初の大会。「何でもいいので取りあえず優勝を」と意気込んでいた松山が好スタートを切った。
3番(パー4)で残り92ヤードの第2打をきっちりグリーンに乗せると、2・5メートルのパットを沈めて最初のバーディー。5番で二つ目のバーディーを奪うと、中盤は我慢のゴルフが続いたが、パーをセーブした。
14番(パー4)でグリーン右手前からの第2打を1メートル余りに寄せてこのパットを沈めると、15番も1メートルを楽々決めて連続バーディー。約1カ月ぶりの実戦で体がなまっているとはいうものの、ショットは昨年来の好調を維持していた。
もっとも、本人は全然納得がいかない様子。特にパットは読みもフィーリングも合っていないといい、「5メートルくらいのが入ってくれないとスコアが伸びない」と顔をしかめる。「もうちょっと伸ばせた。あしたからの成績によってはまだまだチャンスがある」。パットとともに、今大会の課題に挙げるショートゲームの精度を高め、昨年のツアー優勝者32人の中の頂点を狙う。(時事)