新成人たちが乗り、道路交通法違反(整備不良)の疑いで県警に押収された改造車。屋根が切り取られ、金色に塗装されていた=8日午後5時ごろ、那覇市牧志3丁目、小山謙太郎撮影
沖縄県警は8日、県内各地で、新成人やその後輩ら6人を道路交通法違反の疑いで現行犯逮捕した。
那覇署によると、那覇市の少年(19)は同市牧志2丁目の国際通りで、整備不良の改造車を走らせた疑いがある。屋根を切り取った乗用車に新成人の先輩4人を乗せていた。
本部署によると、本部町のホテル従業員の男(20)ら4人は、同町大浜の国道でオートバイ3台を横に連ねて走り、危険を生じさせた疑いがある。成人式の会場に向かう途中だった。
浦添署によると、西原町のとび職の男(20)は、オートバイを転回禁止場所でUターンさせた疑いがある。成人式に向かう途中で警備中の警察官を見て、逃げようとしたらしい。
那覇市では、新成人のグループが、観光客向けの店が並ぶ国際通りをそろいの羽織姿で練り歩く光景が毎年見られる。今年も市内で警察官約300人が警備にあたり、酒に酔うなどして騒いでいた複数の新成人を保護していた。(小山謙太郎)