総理大臣杯を受け取る稀勢の里=越田省吾撮影
(22日、大相撲初場所千秋楽)
どすこいタイムズ
初優勝を決めていた大関稀勢の里が、白鵬の寄りを土俵際でこらえて14勝目。確実にした横綱昇進に花を添えた。1人横綱だった白鵬は11勝。10敗同士の大関対決は琴奨菊が5勝目を挙げた。小結高安と御嶽海が11勝目。遠藤と新入幕の千代皇は負け越した。
◇
三賞選考委員会は22日、14日目に白鵬を下した貴ノ岩を初めて殊勲賞に選んだ。敢闘賞は2横綱3大関を破り、兄弟子である稀勢の里の初優勝にも貢献した高安が4度目の授賞。技能賞には御嶽海と蒼国来が、それぞれ初めて選ばれた。
■各段の優勝者
▽十両 大栄翔(だいえいしょう)本名・高西勇人、埼玉県出身、追手風部屋、23歳
▽序二段 錦富士(にしきふじ)小笠原隆聖、青森、伊勢ケ浜、20歳
▽序ノ口 若山(わかやま)若山聡、千葉、阿武松、24歳
◇
中入り後の勝敗は次の通り(左側が勝った力士)
大砂嵐 よりたおし 錦 木
逸ノ城 はたきこみ 輝
蒼国来 ひきおとし 貴ノ岩
魁 聖 よりきり 臥牙丸
北勝富 よりきり 千代皇
千代大 おくりだし 琴勇輝
佐田海 よりきり 千代翔
嘉 風 かたすかし 千代鳳
大翔丸 おしだし 栃煌山
貴景勝 ひきおとし 隠岐海
荒 鷲 ひっかけ 碧 山
松鳳山 つきたおし 石 浦
御嶽海 すくいなげ 千代国
宝富士 よりきり 妙義龍
高 安 はたきこみ 遠 藤
正 代 はたきこみ 勢
豪 風 おしだし 玉 鷲
琴奨菊 よりきり 照富士
稀勢里 すくいなげ 白 鵬