日米首脳会談後、共同記者会見する安倍晋三首相(左)とトランプ大統領=10日午後1時11分、ワシントンのホワイトハウス、岩下毅撮影
■日米首脳会談「共同声明」の要旨(2017年2月10日)
トランプ氏「貿易関係を自由で公平に」 日米首脳会談
【日米同盟】
・日米同盟はアジア太平洋地域における平和、繁栄及び自由の礎
・日米安全保障条約第5条は尖閣諸島に適用される
・関係国に対し、南シナ海における緊張を高め得る行動を避け、国際法に従って行動することを求める
・北朝鮮に対し、核や弾道ミサイル計画を放棄し、さらなる挑発行動を行わないよう強く求める
・外務・防衛担当閣僚に対し、日米安全保障協議委員会を開催するよう指示
【日米経済関係】
・総理及び大統領は、相互補完的な財政、金融、構造政策という3本の矢のアプローチを用いていくとのコミットメントを再確認
・自由で公正な貿易のルールに基づき、日米間や地域の経済関係を強化する
・日米間の貿易・投資関係の深化と、アジア太平洋地域における貿易、経済成長、高い基準の促進に向けた両国の継続的努力の重要性を確認
・米国が環太平洋経済連携協定(TPP)から離脱した点に留意し、最善の方法を探求。日米で二国間の枠組みに関する議論を行うことや、日本が既存のイニシアチブを基礎として地域レベルの進展を引き続き推進することを含む
【訪日の招待】
・安倍首相はトランプ大統領を本年中に日本を公式訪問するよう招待し、ペンス副大統領の早期の東京訪問を歓迎した。トランプ大統領はこれらの招待を受け入れた