4日の試合もベンチを温めて終わった本田=AP
サッカー日本代表を引っ張ってきたMF本田圭佑(30)が、苦境に立たされている。所属するイタリア1部のACミランで出番を失い、今年に入ってリーグ戦での出場は一度もない。
4日にACミランの本拠で行われたキエーボ戦。本田の姿は、ここ最近の「定位置」になっているベンチにあった。ピッチに立ったのはハーフタイム中の練習時だけ。途中出場の準備をするよう声がかかることもなかった。3―1でACミランが勝った後は、無言で取材エリアを通り過ぎた。
本田がCSKAモスクワ(ロシア)からACミランに加入したのは、2014年1月。地元報道が年俸275万ユーロ(約3億3千万円)と伝える背番号10は、シーズン途中からリーグ戦14試合に出て1得点。翌14~15年には29試合で6得点、15~16年には30試合で1得点と、コンスタントに出場機会を得てきた。
それが、16~17年シーズン…