東京メトロ表参道駅で始まった写真展「母の日」=8日午前、東京都港区、鬼室黎撮影
14日の「母の日」に向けて8日、東京メトロ表参道駅で21組のダウン症がある子どもと母を写した写真展「母の日」が始まった。
写真家の宮本直孝さん(56)が、当事者や家族が暮らしやすい社会を目指して活動するNPOアクセプションズ(東京都江東区)とともに企画した。ダウン症がある子どもだけでなく、母親たちの姿を捉えることでそれぞれの親子が抱える不安や喜び、優しさ、強さを感じてほしいという。
長男の裕起さん(13)とともに撮影に応じたアクセプションズ代表の古市理代さん(47)は「多様性の一つとして受け入れるためにも、多くの人にダウン症のことをもっと知ってほしい」と話す。展示は同駅B1出口付近のコンコースで14日まで。(鬼室黎)