「リワインド」と「クリモト」が開発を進める岩倉産ヨーヨーの試作品
「ヨーヨーのまち」を掲げる愛知県岩倉市で、地元だけでヨーヨーを作る計画が進んでいる。世界チャンピオンらが手がけ、目指すのは「本格派の入門機」。ヨーヨーは「気軽にできる老化防止」と訴え、ブーム再来を願っている。
4月上旬、岩倉市内で開かれた桜まつりのステージで、「岩倉産ヨーヨー」の試作機のデモンストレーションがあった。2009年の世界大会で部門優勝した城戸慎也さん(27)=同市=が、目にもとまらぬ早業でトリック(技)を披露すると、花見客から歓声が上がった。
「岩倉MADEヨーヨー」プロジェクトは、岩倉の人や企業だけでヨーヨーを作り、市民に親しんでもらいながら、観光資源としてまちをPRする計画。2年ほど前から動き出した。
多くのプロや上級者が使うのはアルミなどの金属製で、安いもので4千円から5千円ほど、中には数万円するものもある。プロジェクトでは、プラスチック製で入手しやすい手頃な価格ながら、色々な技を習得できる入門機を目指す。年内の商品化が目標という。
岩倉はヨーヨーと深い縁がある…