民進党の山井和則国会対策委員長は25日の参院予算委員会終了後、国会内で自民党の竹下亘国対委員長と会談し、「2日間の審議では国民は到底納得しない」として、安倍晋三首相が出席する予算委を改めて開くよう求めた。和泉洋人首相補佐官と前川喜平・前文部科学事務次官の証人喚問も要求したが、竹下氏は「やる必要はない」といずれも拒否した。
日報問題で閉会中審査へ 自・民、監察結果公表後で合意
【詳報】参院閉会中審査 首相釈明「特区を取り違え」
野党4党などが憲法53条に基づき召集を求めている臨時国会について竹下氏は、「首相官邸に聞いてみる」と伝えたが、首相は25日の参院予算委で「来年度予算の編成作業や働き方改革のための法案など、諸課題を整理した上で時期を決定したい」と述べ、早期召集に否定的な考えを示した。(又吉俊充)