京大アメフト復活だ元代表ＯＬが指導、宿敵関学に挑む—

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今季開幕戦で関大を６年ぶりに下し、喜ぶ京大の選手たち

アメリカンフットボールの関西学生リーグは今週末に第３節の４試合がある。２２日には京都・西京極陸上競技場で開幕２連勝同士の関西学院大と京大が対戦。２００５年から関学の勝利が続く「関京戦」だが、今年は京大の戦力が充実し、久々に熱のこもった一戦になりそうだ。

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昨年はリーグ戦２勝に終わった京大だが、今年は強力なラン攻撃が復活した。日本代表のＯＬ（攻撃ライン）だった平本晴久さん（山梨学院大ＯＢ）をコーチに招き、５人のＯＬたちに前へ出る意識を植え付けた。彼らが相手を押しのけ、エースＲＢの入山鼓（４年、都立西）らが駆け抜ける。ＱＢ田中大輔（４年、関西大倉）はスターター３年目で、前節の龍谷大戦では１５回投げて１３回のパスを決めた。守備は昨年限りで元ＮＦＬ選手だった米国人コーチを解雇。黄金期のディフェンスを支えたＯＢたちが春から指導に足を運ぶようになり、昨年までとは見違える安定感が出てきた。

リーグ２連覇を狙う関学は昨年のスターターの多くが卒業し、再建のシーズンになっている。ＱＢはランが得意な西野航輝（３年、箕面自由学園）と左投げの光藤（みつどう）航哉（３年、同志社国際）の併用。オフェンスの完成度は未知数だ。

かつて関西は関学の独壇場だった。しかし水野弥一監督率いる京大が１９７６年に関学のリーグ戦連勝を１４５で止めた。関京戦は１試合で４万人もの観衆を集めるカードになった。だが９０年代後半から京大が弱くなった。立命大、関大の台頭もあり、伝統の一戦は色あせた。

水野氏の後を受けて６年目となる西村大介監督が指揮を執る京大。金曜の夜、西京極で再び日本フットボール界の歴史を動かせるか。（篠原大輔）

１９４７年関学○３８－０●京大

４８年関学○２５－０●京大

４９年関学○１９－１３●京大

５０年関学○２６－０●京大

５１年関学○７４－０●京大

５２年関学○ 不戦勝 ●京大

５３年関学○ 不戦勝 ●京大

５４年関学○ 不戦勝 ●京大

５５年関学○８２－０●京大

５６年関学○７２－０●京大

５７年【京大がリーグ戦棄権】

５８年関学○１２６－０●京大

５９年関学○９０－０●京大

６０年関学○６２－０●京大

６１年関学○４２－０●京大

６２年関学○５８－０●京大

６３年関学○５６－０●京大

６４年関学○５４－８●京大

６５年関学○７６－０●京大

６６年関学○６０－０●京大

６７年関学○４２－２２●京大

６８年関学○９４－１２●京大

６９年関学○６１－８●京大

７０年関学○６３－０●京大

７１年関学○８０－０●京大

７２年関学○４６－６●京大

７３年関学○１７－０●京大

７４年関学○２４－０●京大

７５年関学○２４－１４●京大

７６年関学● ０－２１○京大

※関学○１３－０●京大

７７年関学○２９－２１●京大

７８年関学○１０－８●京大

７９年関学○２７－１２●京大

８０年関学●２８－３５○京大

８１年関学○４８－０●京大

８２年関学● ７－１７○京大

８３年関学●２８－３０○京大

８４年関学○１４－３●京大

８５年関学○２０－１８●京大

８６年関学● ７－３５○京大

８７年関学●１４－２４○京大

８８年関学○１７－１２●京大

８９年関学△ ３－３△京大

９０年関学● ３－２８○京大

９１年関学○１６－１４●京大

※関学○３０－２３●京大

９２年関学●１０－２１○京大

９３年関学○２４－１４●京大

９４年関学● ０－２１○京大

９５年関学● ０－１８○京大

９６年関学○２１－６●京大

９７年関学○２０－３●京大

９８年関学● ７－２１○京大

９９年関学○２４－０●京大

２０００年関学○４５－１４●京大

０１年関学○３４－１３●京大

０２年関学○１４－６●京大

０３年関学● ７－１６○京大

０４年関学●１３－１７○京大

０５年関学○２３－６●京大

０６年関学○３６－１０●京大

０７年関学○４５－７●京大

０８年関学○４３－０●京大

０９年関学○２８－２７●京大

１０年関学○２９－０●京大

１１年関学○１２－３●京大

１２年関学○２７－７●京大

１３年関学○２８－０●京大

１４年関学○３５－７●京大

１５年関学○３５－１６●京大

１６年関学○３４－７●京大

※は甲子園ボウル出場校決定戦。関学の５７勝（うち３勝は不戦勝、※２勝）１３敗１分け

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