道をふさいだ巨石(2016年12月、熊本県御船町、河井昌猛さん提供) 昨年4月の熊本地震で山から落下して道をふさいだ熊本県御船町の巨石が、様々な経緯を経て地域の復興に貢献している。発想の転換で、今月からふるさと納税の返礼品になったり、地区の記念碑になったりと、地域の絆を深め、外との交流の源にもなっている。 【特集】ふるさと納税 落石があったのは同町水越地区。165世帯、333人の集落で、高齢化率は約6割。岩本増喜さん(84)の栗林に続く幅2・5メートルの山道に、地震の揺れで高さ3・3メートル、周囲12メートルの石灰岩が転げ落ち、道をふさいでしまった。私道なので町は撤去してくれない。岩本さんは昨秋の収穫を断念した。 その話を聞いた県内の復興支援団体、一般社団法人「ふるさと発・復興志民会議」の河井昌猛議長(45)が昨年12月、ネットオークションで買い手を募集し、菊池市の古閑勇誠さん(40)が2400円で落札。古閑さんは今年5月、業者に委託してダイナマイトで爆破した。費用に100万円かけたうえ、崩れかけた山道の整備もした。もともと人助けのつもりで落札したという。 砕いた岩は、古閑さんの義弟で神社設計・施工会社社長の石渕公康さん(38)が、会社敷地内に建てる観音堂の周囲に敷くためなどに運び出したが、かけらの石が大量に残った。 石は、地区に伝わる女神の名にちなみ「風神(かざがみ)石」と名付けられた。そのかけらを、住民でつくる水越地域活性化協議会が再びオークションにかけると全国から購入希望者が現れ、17個が計33万円で売れた。 さらに住民が和服のきれで手作… |
道をふさいだ巨石、守り神に? 災い転じて復興に貢献
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