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譲らぬ2強、ザギトワとメドベ SP高得点にも満足せず

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女子SPで演技するエフゲニア・メドベージェワ=白井伸洋撮影


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(21日、平昌五輪 フィギュアスケート女子SP)


最終グループの直前練習に先だって行われた選手紹介。ほかの選手が笑みを浮かべる中、ロシアから個人資格で参加しているザギトワとメドベージェワはにこりともしなかった。集中して演技に臨んだ。


15歳ザギトワ世界最高で首位、メドベ2位 女子SP


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まずはメドベージェワ。ターンを前後に入れた難しいジャンプを、次々と跳んできれいに下りた。自身の持っていた世界歴代最高記録を0・55点更新する81・61点を出した。


2人おいて滑ったザギトワも、ジャンプの回転が鋭く着氷が全く乱れない。メドベージェワが出したばかりの記録をさらに塗り替える82・92点。単独の3回転フリップは9人中8人の審判が出来栄え点(GOE)で最高の3点をつけた。


2人は同じトゥトベリゼコーチの指導を受ける。昨年秋、モスクワの練習拠点を訪れると、コーチはペンを片手に、練習でのザギトワの演技を採点。その場で改善点を指摘していた。後半にジャンプを固め、ジャンプを回る際には空中で手を上げる。いかにして得点を稼ぐかが徹底されている。


ザギトワは「ジャンプの助走でもっとスピードを出せる。もっと良くする余地がある」。メドベージェワは「より良い連続ジャンプを跳べば、もっと高い点を出せる」。2人はまだ満足していなかった。(後藤太輔)



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