国学院栃木3人目の宮=兵庫県西宮市の阪神甲子園球場、池田良撮影
(30日、選抜高校野球 智弁和歌山7―4国学院栃木)
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3人の継投で勝ち上がってきた国学院栃木だったが、3番手の宮がマウンドに上がったときには大差がついていた。それでも、「強打の相手に自分の真っすぐが通用するか。夏に向けての実験」と宮。八回には今大会注目打者の一人、智弁和歌山の林を直球で三振に仕留めるなど3試合計10イニングを無失点で締めた。「夏は背番号1をつけたい。3人で、なんて気持ちはない」
選手の将来のことも考え継投にこだわってきた柄目監督も、夏に向けては「大エースを作る。それぞれ1本立ちしてほしい」。3人の競争が始まった。
●柄目監督(国) 選手だった18年前の選抜で負けた智弁和歌山に再び敗れる。「(相手の方が)打撃の圧力があった。ただ、決して遠くはない」
●水沢(国) 先発したが、2回5失点で降板。「外野フライで打ち取るつもりだったのに、智弁和歌山の打球は想像以上に伸びた。完敗です」