会談に臨む与野党の国対委員長ら。中央右は自民党の森山裕氏、同左は立憲民主党の辻元清美氏=6日午前8時16分、国会内、岩下毅撮影
自衛隊のイラク派遣時の活動報告(日報)に関する問題を受けて、与野党の国会対策委員長は6日朝、国会内で会談し、真相解明に向けて衆院安全保障委員会の開催頻度を増やすことなどで合意した。立憲民主党など野党6党は与党側の姿勢を一定評価し、6日の委員会など国会審議への出席を決めた。
与野党は今後、衆院安保委を現在予定されている10日に加え、来週中に追加して開けないか検討する。野党側は、稲田朋美元防衛相らの参考人招致を要求。委員会の理事会などで話し合うことを確認した。
また、衆院予算委員会では、11日に予定されている財務省の決裁文書改ざん問題をめぐる集中審議とは別に、日報問題に関する集中審議も開催できないか調整する。会談後、立憲の辻元清美国対委員長は「真相究明に向けての道筋も開けた」と述べた。