名人戦第1局、羽生竜王の昼食はピザ・マルゲリータ=迫和義撮影
将棋名人戦第1局は11日に1日目が始まり、午後0時半に昼食休憩に入った。
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将棋名人戦が開幕 佐藤名人に羽生竜王が挑戦
昼食の注文は、佐藤天彦名人が「うな丼、アップルジュース」、羽生善治挑戦者が「ピザ・マルゲリータ、オレンジジュース」だった。
羽生挑戦者の昼食「ピザ」は、ホテル椿山荘東京では、おなじみ。最近では、第73期第1局で「ピザ・マルゲリータ」。第72期第1局では「ピザ・マルゲリータ」「ミックス・ピザ」と、昼食は2日ともピザだった。
佐藤名人の「うな丼」のウナギは三河産とのこと。また、佐藤名人の「アップルジュース」も、設営担当者によると、「お気に入りの飲み物」だそうだ。
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将棋のタイトル戦で、「ピザ」が注文されるのは、かなり珍しい。
羽生挑戦者が頼んだ「ピザ・マルゲリータ」を作ったのは、ホテル椿山荘東京のレストラン調理課で勤務する堀中翔太さん(29)。ホテル3階のイタリア料理「イル・テアトロ」で、グリルとパスタのチーフを担っている。
「ピザは、ルームサービスでしか、お出ししていないんです。お子様やファミリーに食べていただくことを思って、くせのない、食べやすいマルゲリータを心がけています」と堀中さん。
その中でも、こだわりは「トマトソースは自家製。パスタで使うトマトソースを使っています」。
作り方も教えてもらった。「クラフト生地をオーブンで焼いて、トマトソースを塗ります。小さめのモッツアレラチーズを載せて、またオーブンで焼いて、仕上げはフレッシュバジルとオリーブオイル」。
羽生挑戦者の注文を、堀中さんは「ウチのピザを選んでいただけるのは、うれしい限りです」と喜ぶ。
ピザ・マルゲリータは3100円。税込み、サービス別。味わうには、現状では、宿泊客がルームサービスで頼むことになる。(佐藤圭司)