外国人が閲覧した観光スポットベスト10
訪日外国人向けの観光情報サイトで、2017年度に最も閲覧数が多かった東京の観光スポットは、上野のアメ横商店街だった。サイトを運営する「ぐるなび」が発表した。ほかにも複数の商店街が、テーマパークなど定番の観光地より上位にランクインした。
同社や東急電鉄など37社が運営する情報サイト「LIVE JAPAN PERFECT GUIDE TOKYO」に、2017年4月~18年3月に掲載した約4千件の情報を集計。観光やグルメなど部門別に閲覧数を順位にまとめた。
観光部門1位のアメ横商店街は、外国人限定サービスが豊富で、食べ歩きグルメも楽しめる。台湾からの観光客に人気だ。3位の新宿ゴールデン街は、日本のドラマ「深夜食堂」を見た中国の観光客が、深夜営業の飲食店の情報を求めて閲覧したという。
一方、前年度1位の築地場外市場や2位の浅草寺、8位の東京スカイツリーなどはトップ10圏外。担当者は、「リピーターが増え、すでに行ったことのある定番の観光地より、ディープな日本文化に触れられる場所に関心が集まっているのではないか」と分析する。(小林直子)