26日の東京株式市場で、日経平均株価は3営業日ぶりに値下がりした。終値は前日より27円38銭(0・12%)安い2万2586円87銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は12・30ポイント(0・70%)高い1765・78。出来高は12億5千万株。
米欧の通商協議で貿易摩擦への懸念が和らぎ、前日の米国株式市場が値上がりした流れを引き継ぎ、日経平均は97円高で取引スタート。その後は円高や中国・上海市場の株安などが重しとなり、前日終値を挟んだ展開が続き、日経平均は結局、小幅に下落した。
野村証券の沢田麻希氏は「米欧の通商問題がひとまず落ち着き、国内の企業決算も堅調だ。中国も景気の下支え策を打ち出すなど、市場の環境自体はよい」とみている。(大和田武士)