25日午後6時20分ごろ、JR小倉駅ビルの商業施設「アミュプラザ小倉」(北九州市小倉北区)でビル壁面の電照看板が燃える火災があった。けが人はなかったが、現場は家路につく人らで一時騒然とした。小倉北署が出火原因を調べている。
署や市消防局によると、通行人から「看板が燃えている」と119番通報があり、火は約25分後に消し止められた。商業施設を運営する小倉ターミナルビルによると、建物は地上14階、地下3階建てで、看板があるのは西館の7階付近(地上約25メートル)にあたる。縦4・5メートル、横5・2メートルの電照看板はタイマー設定で、午後5時~11時に自動的に点灯する仕組みだが、ついていたかどうかは調査中という。
買い物に訪れたという戸畑区の会社員の女性(44)は「サイレンの音がして火災に気づいた。めらめらと燃えていて、看板のかけらが火がついた状態で下に落ちたときは怖かった」と話した。(新屋絵理)