青森山田高校(青森市)の野球部を春夏の甲子園に導いた兜森崇朗監督(39)が、7月26日付で監督を退任したことがわかった。後任は野球部元部長の三浦知克教諭(46)。
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兜森監督は同校の教諭で、2015年8月に監督就任。10月に秋季東北地区大会で優勝し、翌春の第88回選抜高校野球大会に出場した。昨夏の青森大会では決勝で八戸学院光星高校を破って第99回全国高校野球選手権大会に出場し、3回戦に進出した。
就任4年目の今夏は、春の県大会に続いて光星にコールド負けを喫し、準決勝で敗退した。兜森監督は朝日新聞の取材に「2回続けてコールド負けしたため、このようなことが続かないようにと退任した」と話した。
自身も青森山田の出身で、2年生の夏からエースとして登板。最後の夏は青森大会決勝で光星に敗れ、甲子園の土を踏めなかった。兜森監督は「選手としては甲子園出場はできなかったが、教え子に2度も連れて行ってもらえた。良い経験だった」と振り返った。
後任の三浦教諭も同高野球部の出身で、12年4月から昨年度までは部長を務めた。三浦教諭は取材に「監督交代で選手が不安にならないように元気よくやりたい。まずは一日一日を大事に進めていきたい」と意気込みを語った。(板倉大地、仲川明里)