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「せっちゃんのおにぎり」届いた 30分100個の早業

八戸西高校(青森県八戸市)の校舎2階にある家庭科室で、炊飯器から湯気が立ちのぼる。炊きたてのごはんをせっせと握っておにぎりをつくるのは、家庭科教諭の諏訪節子さん(56)だ。


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野球部員たちから「せっちゃん」と慕われる諏訪さんのおにぎりは、八戸西野球部の「勝ち飯」だ。秋季、春季、そして夏の大会と節目の大会が近づくたびに、せっちゃんが握ったおにぎりが100個、発泡スチロールなどの箱にぎっしり詰められてグラウンドに届く。


「おにぎりを食べると、いつもチームが活気づく」と主将の敦賀匠海君(3年)は言う。おにぎり以外にもいろいろな差し入れをつくってくれる諏訪さんに、「せっちゃんが作ってくれるものは全部おいしい」と部員たち。諏訪さんの味つけのおかげで、苦手だった野菜を食べられるようになった部員もいる。


「練習後の差し入れは格別においしい」と話すのは、川村正明君(3年)。試合に出られなくて落ちこんでいた1年生の頃、諏訪さんがいつも声をかけてくれた。「勝ってきました、と報告するのが最高の恩返し」と、夏の大会に向けて闘志を燃やす。


諏訪さんが差し入れをつくるようになったきっかけは、別の学校に勤めていた13年前にさかのぼる。冬季の練習場所がなく、家庭科室前の廊下でトレーニングをしていた部員たちに、授業で余った食材を簡単に調理して差し入れたら、「おいしい」と喜んでくれた。


それ以来、異動で勤務校が変わっても、がんばっている生徒たちを見ると、差し入れをつくってあげたくなる。おにぎりの具は、運動後に必要なたんぱく質などを補えるように、サケやかつお節など。ビタミンが豊富な白ごまなどをまぶしてにぎる。「おせっかいなんです」と諏訪さん。部員たちと廊下ですれ違うと、「この間の試合はどうだった」「調子はどう」と声をかける。


そんな「勝ち飯」を食べて夏の大会に挑む選手たちがめざすのは、もちろん青森の頂点だ。「勝って、先生を甲子園に連れていきたい」と主将の敦賀君。真夏の甲子園を照らす日差しの下で、せっちゃんのおにぎりをほおばりたい。(吉備彩日)


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