経団連は1日、大手企業の今夏のボーナス調査(最終集計)を発表した。妥結額は平均で95万3905円で、調査を始めた1959年以来最高になった。昨年は5年ぶりに前年比マイナスだったが、今年は好調な企業業績に加え、安倍政権による「3%以上」の賃上げ要請もあって、前年比8・62%増と大幅に伸びた。
原則として東証1部上場の従業員500人以上の146社を調べた。今年は90年(8・36%)と同水準の高い伸びで、非製造業が同16・68%増の97万9027円と全体を押し上げた。製造業は前年比6・09%増の94万4805円だった。
最も高水準の業種は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの施設需要が高まる「建設」で、161万7761円だった。百貨店やスーパーなど「商業」の109万2885円、「自動車」の106万1566円が続いた。
経団連が先月公表した今春闘の…