ナガサキノート10年 記者再訪 「本当にひたすらマリア像を描き続けていました」 過去の「ナガサキノート」はこちら 記者が忘れられぬ「普通の人」 原爆免れた…その声再び 長崎市内の浦上川近くの自宅には、被爆マリア像をモチーフにした絵が40枚近く保管されていた。描いたのは深堀柱(あきら)さん。昨年12月13日、急性心筋梗塞(こうそく)のため亡くなった。87歳だった。 深堀さんの妻初子さん(85)が、自宅に招き入れてくれた。 【3Dで特集】ナガサキノート あの日、人々の足取り 1945年8月9~10日に爆心地数キロ圏内にいた人を中心に約150人について、証言から推測される足取りを地図上に再現しました。一人ひとりの証言が読めます。 原爆で倒壊した浦上天主堂で、がれきの中から見つかった頭部だけの被爆マリア像。ほおは黒く焼けただれ、描かれたマリア像の目は暗く落ちくぼみ、見る者の目を、悲しげにまっすぐ見据えていた。 深堀さんを取材したのは2011年7月。 「被爆証言だけでなく、絵を描いて残そうという思いがあって」 そう言って見せてくれた絵は鉛筆の下書きで、被爆後の長崎市内の光景が描かれていた。うずくまり身を寄せ合う母子と思われる人たち。だが、その表情はぼやけ判然としない。 「思い出そうとすればいろんな… |
「描くもんじゃない」被爆マリア像の絵、つらすぎた現実
新闻录入:贯通日本语 责任编辑:贯通日本语
相关文章
核禁条約に署名・批准、政府へ要請 長崎平和宣言最終案
「原爆の絵」で伝える被爆体験 広島と岐阜の中高生交流
NPT準備委が閉幕 「勧告」不採択、妥協点見いだせず
核兵器禁止に賛成?反対? 議員の考え、スマホで確認
これって、すずさん夫婦? カラー化写真が生む「対話」
福島第一事故の対応に最大81兆円 シンクタンクが試算
核廃絶願う「原爆マグロ」プレート 築地移転後の扱いは
「情報軽んじた」東電旧経営陣 有罪立証にポイント二つ
廃止決定の研究炉、180億円が消える…無駄に維持費も
一審取り消し、域外被曝認めず 長崎「被爆体験者」敗訴
長崎の「被爆体験者」訴訟第2陣、控訴審は原告敗訴
「日本政府は役割果たさず」9割超 被爆者アンケート
30年の原発比率目標「達成できる」は1割 原子力業界
「原爆は絶対悪」どう伝える 米では気軽に「nuke」
被爆者、首相に真意を迫ったが 答えはまるでコピー
「核兵器廃絶」大会、分裂して半世紀 目標は同じなのに
「核兵器国と非核兵器国を橋渡し」首相あいさつ全文
「批准しないと首相公言、極めて残念」平和への誓い全文
靴底から伝わった焼け跡の熱 漫画に込めた被爆体験
白血病で亡くした次男「自分の被爆が原因では」母の苦悩
爆心地公園で高校生ら「人間の鎖」 ハワイからも
命の恩人シゲちゃん、今どこに 爆心地から700mの朝
「遺構は語り部の代弁者」 幼い被爆の記憶、支える力に
「核兵器のない世界の実現に力尽くす」首相あいさつ全文
のんさん、原爆慰霊式に参列 「この世界の片隅に」出演










