ネット点描
東京大大学院の渡邉英徳教授は「間違っているかもしれない情報」を毎日、ツイッターに投稿している。
焦土と化した日本「空襲1945」 あの日の惨禍、写真は語る
日本中が戦場だった 300枚の写真、映像が語る空襲
写真特集「この世界の片隅に」舞台を巡る
戦時中の白黒写真などを人工知能でカラー化し「○年前の今日」というタイトルで発信する。本当の色はわからないが、それが大事だと言う。快晴の空に原爆のキノコ雲が浮かぶ、呉で撮影された1枚には「もっと赤かった」などの指摘とともに、被爆者だった親戚との思い出も寄せられた。
人々の会話を呼び起こす。渡邉教授はそれを「記憶の解凍」と呼ぶ。そんな渡邉さんのツイートに反応した一人が、戦時下の広島や呉を舞台にした映画「この世界の片隅に」の片渕須直監督だ。当時の天気や砲弾の色などを可能な限り再現した映画は、徹底した時代考証でも話題になった。
2月、東京であったデジタルア…