16日の東京株式市場は、日経平均株価が2営業日連続で値下がりした。終値は前日より12円18銭(0・05%)安い2万2192円04銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は10・88ポイント(0・64%)低い1687・15。出来高は15億4千万株だった。
中国の景気が減速する懸念などから、前日の米国株式市場が下落した流れを受け、日経平均は223円安で取引が始まった。幅広い銘柄が売られ、下げ幅は一時300円を超えた。
その後、中国商務次官が貿易協議のために訪米するとの報道が伝わると、米中貿易摩擦への警戒感が和らぎ、日経平均は下げ幅を縮小。一時は値上がりに転じる場面もあったが、円高や中国・上海市場の株安が売りの材料となり、小幅安となった。(大和田武士)