寒冷前線が日本列島を通過した17日、各地で暑さが和らいだ。気象庁によると、最高気温が35度以上の猛暑日となった観測地点数は0。7月8日以来、40日ぶりに猛暑日のない日となった。
気象庁によると、17日の最高気温が最も高かったのは熊本市で34・9度。熊本県玉名市が34・2度、同県菊池市と鹿児島県さつま町が34・1度で続いた。東北や関東甲信では10月上旬並みの気温となったところもあった。
18、19日は北海道や沖縄の一部をのぞいて全国的に晴れか曇りとなる予想だが、寒冷前線により「秋の空気」が入る見込みで、広範囲の猛暑とはならないという。
ただ、気象庁は21日ごろからの約1週間は、東北と関東甲信、北陸、近畿、中国、九州北部で気温が平年よりかなり高くなりそうだとして「異常天候早期警戒情報」を発表。広範囲で暑さが戻りそうだ。(山岸玲)