17日の東京株式市場は、日経平均株価が3営業日ぶりに値上がりした。終値は前日より78円34銭(0・35%)高い2万2270円38銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は10・38ポイント(0・62%)高い1697・53。出来高は11億1千万株。
今月下旬に米中通商協議が再開される見通しとなったことで、貿易摩擦への懸念が和らぎ、前日の米国市場で株価が大幅に上昇。この流れを受けて、日経平均は121円高で取引が始まった。中国向けの取引が多い機械などを中心に幅広い銘柄が買われた。
SMBC日興証券の太田千尋氏は「米中通商協議の再開について、市場は一定の評価をしているが、大幅な関係改善がのぞめるかは予断を許さない状況だ」と話した。(大和田武士)