金足農の選手たちは甲子園入りに合わせて、帽子を新調した。おのおのがつばの裏に言葉を書いている。 金足農、逆転3ラン 横浜破り8強進出 エース吉田完投 金足農、エース吉田が横浜から同点2ラン 打撃も好調 18日締め切り! 夏の甲子園、歴代最高の試合は? 投票ベストゲーム 甲子園の全試合をライブ中継 バーチャル高校野球 「志」の文字を書いたのは大友朝陽(あさひ)選手(3年)。「1度決めたことは曲げたくない」と、前の試合用の帽子にも記していた文字を選んだ。 大阪入り後もその気持ちは変わらなかった。「甲子園でプレーできるからこそ、自分がやってきたことを思い切りやりたい」と言い切る。 「彪(ひゅう)」の字は、菊地彪吾(ひゅうご)選手(同)。帽子を受け取ってすぐに、字が上手と評判の吉田輝星(こうせい)投手(同)に書いてもらった。「自分の帽子とわかりやすい」と満足げに話す。 菊地亮太捕手(同)は寝ているときに、吉田投手に「太」と書かれた。菊地捕手は由来不明の文字に苦笑いするも、チームの雰囲気の良さをのぞかせる。 高橋佑輔選手(同)の練習用の帽子には「負けに不思議なし!」の文字と、昨夏の秋田大会で「あと1歩で」敗れた明桜、昨秋の県大会で「あと1点」で敗れた角館の名が、試合日とともに書かれている。「もう悔しい思いはしたくない」。帽子を見ながら、冬期間の練習に耐えてきた。 甲子園でも、悔いの残るプレーはしたくない。「一球一球全力で、勝ち続けます」と宣言した。(神野勇人) |
達筆の金足農・吉田、仲間の帽子に一筆 寝ている間に…
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